PowerPointには、プレゼン資料やデザイン作業を効率化できる便利な機能が数多くあります。その中でも、最近のバージョンで追加された「アイコンのイラスト」機能は、簡単に洗練されたスライドを作れる強力なツールです。
本記事では、PowerPointの「アイコンのイラスト」機能について、基本的な使い方から応用テクニックまで詳しく解説します。初心者でもすぐに活用できる内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
PowerPointの「アイコンのイラスト」機能とは?
アイコン機能
PowerPointには、「アイコン」というシンプルな線画のイラストが多数用意されています。これらは**SVG形式(ベクター形式)**で作られており、拡大・縮小しても画質が劣化しないのが特徴です。
また、サイズの拡大、縮小のみではなく、色も自由に変えることができます。スライドに合った配色でカスタマイズすることも可能です。
イラスト機能
「アイコン」とは別に「イラスト」カテゴリもあり、よりカラフルでデザイン性の高いイラストを使用できます。これらを活用することで、スライドの視認性やデザイン性を向上させることができます。
アイコン及びイラスト機能を活用することで、スライドの見栄えが大きく変わり視覚的に与える印象も良くなり、伝わりやすい、見やすい資料が作成できるようになります。
ここからはそんなアイコン、イラスト機能について詳しく解説していきます!
どこにあるの?
パワーポイントで「アイコン」を挿入するには以下の手順で行います。
1. [挿入]タブをクリック
2. [画像]グループの「アイコン」をクリック
3. 検索ボックスでキーワードを入力すると、該当するアイコンやイラストが表示される
アイコン・イラストの挿入
1. **[挿入]タブ → [アイコン]**をクリック
2. 表示されたウィンドウで、検索ボックスに関連するキーワードを入力(例:「パソコン」「グラフ」など)
3. 気に入ったアイコン・イラストを選択し、**[挿入]**ボタンを押す
これで、スライド上にアイコンが挿入されます。

基本的な使い方
色の変更
挿入したアイコンは、[グラフィックの書式]タブ → [グラフィックの塗りつぶし] で好きな色に変更可能です(下図参照)。さらに「イラスト」カテゴリのものは、細かく色を変更できるものもあります。
サイズ変更と回転
アイコンやイラストは、ドラッグで簡単に拡大・縮小が可能になります。また、アイコンを回転したい場合は、回転ハンドルを使って調整する、または[グラフィックの書式]タブ → [回転] で調整することができます(下図参照)。

色・サイズの変更、回転を取り入れることで、スライドにマッチしたアイコン、イラストとなります。ぜひ活用していきましょう!
使用時の注意点
デザインの統一性を保つ
アイコン-イラストを使用する際の注意点として、スライド全体のバランスを考える必要があります。ここでいうスライド全体のバランスとは、配色やサイズのことを指します。
例えばスライド全体で色やサイズ(図形やテキスト)を統一していてもアイコンやイラストの色やサイズがマッチしていないと、スライド全体のバランスが崩れてしまいます。
アイコンやイラストを使用する目的はスライド全体の中の一つのアクセントとして、内容を伝わりやすくしたり、スライドを見やすくするといったところにあります。
アイコン、イラストを使用する際はスライド全体になじむ様に配色、サイズには注意していきましょう。
読みやすさ・視認性の確保
テーマや場面に適したアイコン、イラストを使用するようにしましょう。そして文章とアイコンが競合しないように配置にも注意していきましょう。特に背景とのコントラストを意識し、見えにくくならに様に注意です!
また、アイコンの多様は逆効果です。適切な場所を絞って使用する必要があります。アイコンは読みやすい資料を作るための補助的な役割を担っているため、1枚のスライドにアイコンをしすぎて読みにくい資料になってしまっては本末転倒です。
アイコンやイラストは適切に使うことでスライドの視認性と理解度を向上させることができるので、「読みやすい資料を作る」という目的を常に忘れずに適切に使用していきましょう。
まとめ
PowerPointの「アイコンのイラスト」機能を使うと、手軽にデザイン性の高いスライドを作成できます。初心者でも簡単に扱えるので、ぜひ積極的に活用してみてください!
本記事のポイント
✔ アイコン・イラストは「挿入」タブから簡単に利用可能
✔ 色の変更、サイズ調整、回転が自由自在
✔ 図形に変換すれば、さらに細かい編集ができる
✔ アニメーションをつけて視覚効果を向上
✔ プレゼン資料・SNS画像・動画スライドなど、様々な場面で活用できる
PowerPointをもっと便利に活用し、プロフェッショナルなデザインを作ってみましょう!
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