パワーポイントでプレゼン資料を作成するとき、箇条書きを使うことはよくあります。しかし、一般的な「●(黒丸)」の箇条書きでは、単調になりやすく、視覚的なインパクトが弱くなってしまいます。特に、長いプレゼンでは聞き手が飽きてしまう原因にもなります。
そこで、本記事ではパワーポイントの箇条書きをより魅力的にするデザインテクニックを紹介します。単なる「点(●)」のリストではなく、記号の変更や図形の組み合わせ、コネクタを活用することで、情報を整理しつつ、視認性を向上させる方法を解説します。
以下の4つのデザインテクニックを学ぶことで、見栄えの良い箇条書きを作成し、プレゼン資料の質を向上させましょう。
1. 点以外の記号を使う
2. 四角図形を組み合わせる
3. カギ線コネクタで結ぶ
4. 三角形であしらう
それでは、順番に詳しく見ていきましょう。
デザインテクニック4選
① 点以外の記号を使う
パワーポイントの箇条書きでは、通常「●(黒丸)」がデフォルトで使われますが、これを別の記号に変更するだけで、見た目の印象が大きく変わります。特に、項目の種類によって記号を使い分けることで、情報の整理がしやすくなります。
例えば、以下のような記号を活用できます。
• ★(星マーク) … 重要な項目や強調したいポイント
• ✔(チェックマーク) … タスクやチェックリスト
• ▶(三角マーク) … ステップや順序があるリスト
• ■(四角) … 全体の分類やカテゴリー分け
記号の変更方法
パワーポイントで箇条書きの記号を変更するには、以下の手順を実行します。
1. 箇条書きリストを選択 する
2. [ホーム]タブ → [箇条書き]の右側にある▼(下向き矢印) をクリック
3. [箇条書きと番号] を選択
4. [カスタマイズ] をクリックし、好きな記号を選択
これで、より視認性の高い箇条書きを作成できます。
② 四角図形を組み合わせる
箇条書きを単なるテキストの羅列にせず、四角図形(ボックス)と組み合わせると、より整理されたデザインになります。特に、情報をグループ化するときに有効です。
活用例
• To-Doリスト:各タスクをボックスで囲む
• 比較表:2つの項目をボックスで整理
• カテゴリ分け:各項目を色付きボックスにすることで直感的に分類
③ カギ線コネクタで結ぶ
箇条書きの項目同士に関係性がある場合、単にリストとして並べるだけではなく、カギ線コネクタを使って結ぶことで、流れや因果関係を示すことができます。

例えば上図の様な感じです!これをパワポで作るには「挿入」→「図形」→「フリーフォーム:図形」を使ってオリジナルの線を作成できます。
④ 三角形であしらう
三角形は方向を示すデザイン要素として使いやすく、箇条書きの先頭に配置することで、視線誘導を行いやすくなります。
活用例
• フローチャートのデザイン
• ステップごとの説明
• 強調したいリスト項目
作成方法
1. [挿入]タブ → [図形] → [三角形]を選択
2. 各箇条書きの先頭に配置し、サイズを調整
3. 色や影を使ってデザインを調整

上図の様に図形+文字(テキスト)を組み合わせたデザインも作成できます。三角形+文字は様々な場面で活用できるので、スライドにワンポイント加えたいときには使ってみましょう!
応用テクニック
上記のデザインテクニックに加えて、以下の要素を活用するとさらに見やすい箇条書きが作れます。
• 色の使い分け:異なるカテゴリごとに色を変える
プレゼンのスライドでは、色を適切に使うことで、情報の分類や強調がしやすくなります。特に、箇条書きをより見やすくするためには、以下のポイントを意識すると効果的です。
• アニメーションの活用:順番に表示させることで情報の理解を促す
パワーポイントのアニメーションを使うと、箇条書きを順番に表示したり、強調したいポイントを動きで目立たせることができます。ただし、使いすぎると逆効果なので、シンプルに抑えるのがポイントです。
• アイコンを組み合わせる:視覚的なアクセントを加える
テキストだけの箇条書きではなく、アイコンを加えることで、視覚的に情報を伝えやすくなります。特に、アイコンを使うと直感的に理解しやすくなり、よりプロフェッショナルな印象を与えることができます。
これらの要素を取り入れることで、よりインパクトのあるスライドが作れます
まとめ
パワーポイントの箇条書きは、単調になりがちですが、デザインの工夫次第で、見た目も分かりやすさも大きく向上します。
本記事で紹介したテクニックを活用し、プレゼン資料の質をワンランクアップさせましょう!
▼ 実践すべきポイント
✅ 「●(黒丸)」以外の記号を活用
✅ 四角図形で情報を整理
✅ コネクタで関係性を可視化
✅ 三角形を使って視線を誘導
✅ 色・アニメーション・アイコンを組み合わせてさらに強化
こうした工夫を取り入れることで、より伝わるスライドが作れるようになります。
ぜひ試してみてください!
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